子どもの心を中心に、からだの面にも目を向けるような診療を心がけています。
女性ならではの、お母さんの目線に近づけるようなお話しができればよいな…と思っています。
日々の診療で思うこと、日常生活の中で感じることなどをつづっています。
最近は、どちらかというと、
普段会えない友人達へのメッセージがわりとなっているようにも思います。
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【映画レビュー】MW-ムウ-
 さてさて、2作連続で公開された玉木くん主演の映画の2本目です。
「真夏のオリオン」の倉本艦長とは、真逆の殺人モンスター結城役です。

これは、知る人ぞ知る、手塚治虫さん原作の1976年に「ビッグコミック」で連載されたものです。
すでに、公開から33年が経ちますが、その当時に同性愛だの、テロを思わせる神経ガスなどを扱って、その時にはあくまで空想の話であったはずなのに、どちらも現実のこととなったことが、恐ろしい。

あるレビューサイトを見ていたら、「今さら神経ガスなんて、目新しくもない…」という文章を見ましたが、そういう時代となってしまったことを、手塚さんはどう思っているのだろう、と考えてしまいました。

実は、この映画、今日までに3回見ました。
どうしても、すぐにレビューが書けなかった。

なぜか。

こういう原作ありきのものを、原作と比べてあーだこーだ言うのもどうかと思うけれど。
さらに、私は初めて映画を見て、あわてて原作を読みました。
当初、映画化が決まったときに、読もうかな〜と思っていましたが、過激な描写にどきどきして、購入をためらってしまっていたのでした。

映画を見て、玉木くん演じる結城は、本当に怖い。そして、救いがない。
ラストシーンがそれをより感じさせて、ぞーっとした。
やはり、映画を見るということは娯楽の範疇なので、どこかに救いを求めてしまう、自分に改めて気づかされた。

その後、2回見て、やっはりストーリーは残念ながら難あり。
まずは前半のカーチェースシーンへ至るシーン→長すぎ。
監督とプロディーサーさんが、制作秘話を話すイベントがあったそうですが、
アクションムービーとしようとした、という言葉が、この作品の趣向を変えてしまったように思う。
アクションはあって良いと思う、けれど、やはり中心は、賀来と結城との関係性だと思う。

賀来は、理性が働くと引き込まれてはダメだと思いつつ、結局は体と心が引きつけられてしまい、
そしてそんな自分に強く葛藤する姿が印象的。
そういう意味では、山田君はがんばっていたと思う。この脚本では賀来は存在が弱すぎ。

そして、結城。「モンスター」らしさを十分に演じられていたと思う。
ただ、もう少し賀来との関係性から、人間らしさのないところを演じられたのではないかとも思う。

石田さんのキャラとか、ものすごく中途半端。
前半に使ってしまった、お金と時間を、後半に貯めておいてくれれば、
秀逸な作品にできあがったと思うために、ものすごく残念。

玉木くんファンとして、一言いわせてもらえれば、結城役を演じられたことは、
今後の幅を広げるために、大切な一歩だと思う。
ただ、痩せるのならば、専門家について痩せていくのも、役者というプロ意識には必要ではないかとも思った。

体は実にひきしまっていたけれど、やはり顔は貧相だからね。
まあ、結城の場合は、毒ガスに侵されているので、貧相でも問題ないともいえるのだが…。

鹿男の小川先生、オリオンの倉本艦長、そしてこの結城と、体を絞るという意味では、
立て続けの役で、でもそれぞれが外見から得られる印象を変えられたことは、
俳優として、よくがんばったな、と思います。
ただ、医学的には、もう栄養的にも、運動的にも専門家に相談する必要はあるのではないかと、
その後の回復の悪さから、心配してしまう←これって、親心かしら(笑)。

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