子どもの心を中心に、からだの面にも目を向けるような診療を心がけています。
女性ならではの、お母さんの目線に近づけるようなお話しができればよいな…と思っています。
日々の診療で思うこと、日常生活の中で感じることなどをつづっています。
最近は、どちらかというと、
普段会えない友人達へのメッセージがわりとなっているようにも思います。
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食育がらみでかなしいニュース
子どもたちの食が乱れ、それの対応として、
学校や幼稚園、保育園などではいろんな取り組みがなされていますね。
そのひとつとして、取り組まれているのが、
子どもたちに野菜や果物を育て、収穫し、それを食べることを通じて、
好き嫌いをなくして、食べ物の大切さを教えること、があります。
昔から子どもたちは食べ物の好き嫌いが多くあるのですが、
以前はさして食べるものもなかったので、
がんばって食べることができていましたが、
飽食の時代、野菜を食べなくてもそれ以外のもので十分に満足できるために、
食べたくないものをがんばってまでして食べる必要がなくなってしまい、親も無理して食べさせなくなりました

そんな流れで、校庭内外で野菜作りを取り入れているのですが…。

(欅蕷爐留狡蹐念蕕討討い織潺縫肇泪箸鮨べて1歳児が窒息死
ミニトマトで窒息死 1歳園児、のどに詰まらせ

 静岡県東伊豆町の「稲取保育園」(鈴木八重子園長)で、1歳の女児がミニトマトをのどに詰まらせて窒息死していたことが27日、分かった。
 下田署などによると、25日午前10時半ごろ、女児は園庭で遊んでいて、急に苦しみだした。職員が119番し、ドクターヘリで同県伊豆の国市の病院に搬送したが、間もなく死亡したという。女児ののどからは、直径約2センチのミニトマトが見つかった。
 園庭ではミニトマトを栽培しており、同署はミニトマトを女児がのみ込んだとみて職員から事情を聴いている。
 当時、園庭では保育士7人と実習生3人の10人が、女児を含む3歳以下の園児約30人を遊ばせていたという。


⊂学校で育てたジャガイモを調理して食べた小学生と先生が食中毒発症

食中毒:江戸川区・鎌田小の児童ら77人 理科の実習で栽培ジャガイモ食べる /東京

 都福祉保健局は20日、江戸川区南篠崎町の区立鎌田小学校(吉村隆二校長)で、理科の実習で栽培したジャガイモを食べた6年生の児童75人と教諭2人の計77人が食中毒になったと発表した。ジャガイモに含まれる有毒物質ソラニン類が原因とみられる。
 同局食品監視課によると、ジャガイモは13、14日に収穫し、18日午前、校内の調理室で同校の調理員が皮ごとゆでて児童らに出した。児童らは食べた直後に腹痛や吐き気を訴えた。いずれも軽症で現在は全員が回復している。
 ソラニン類はジャガイモの芽や皮などに含まれ、発育不良の場合は量が増えるという。収穫したジャガイモには発育不十分なものがあり、ソラニン類の含有率は最大で通常の6倍に当たる0・12%だった。


と相次いで二つの事件がおきました。

ここで考えたいのは、「野菜作りから食べ物の大切さを教えること」このこと自体は間違っていないのです。
そうではなく具体的にどんな対策を取る必要があったのでしょうか?

0歳を除く乳幼児の死亡原因のトップは、不慮の事故です。
そして特に4歳未満では、溺水と窒息が主要な死因です。
となると、よちよち歩きで興味津々、なんでも口にものを入れたがる1-2歳児がいる保育園の園庭でミニトマトを作ることの危険性。
じゃがいもを調理するときに、気をつけない必要最低限の知識。

大人がこのことをきちんと気をつけて、考えていたか…ということが大切なのだと思います。

危険をゼロにすることはできませんし、いろんな失敗を経験して、
いろんな知識を身につけていくことが、子どもの成長でもあると思いますが、知識を持つ大人がどれだけのことを予測していたのか、
そして年齢相当の対策をしていたのか、だと思います。

これらの事件で、「学校や幼稚園などでは野菜作りをしない」という短絡的な結論を取るのではなく、予測をして対策を練れば、決して危ないことは起こらないという考え方が出てきてほしいです。

亡くなられた子供さんのご冥福をお祈りするともに、
決して死を無駄にしないような対策を、いろんな場所で考えていきたいですね。
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