子どもの心を中心に、からだの面にも目を向けるような診療を心がけています。
女性ならではの、お母さんの目線に近づけるようなお話しができればよいな…と思っています。
日々の診療で思うこと、日常生活の中で感じることなどをつづっています。
最近は、どちらかというと、
普段会えない友人達へのメッセージがわりとなっているようにも思います。
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【ブックレビュー】発達障害の子とハッピーに暮らすヒント
 久しぶりのブログへの投稿です。なんと約7ヶ月ぶり!

この本は、現在研修に来ておられる精神科の男性の先生が、
院内で行っているペアレントトレーニングに参加されたお母さんのお薦め、とのことで
早速読んでみました。

ご自身、旦那さんも発達障害の傾向があり、
その4人の子どもさんが、発達障害(自閉症スペクトラム障害の診断が3名、ADHDの診断が1名)と診断されている子ども達との関わりの中から
まさに「発達障害の子とハッピーに暮らすヒント」満載の本です。

文中にも医師の言葉として出てきますが、発達障害を持つ子供への関わりは、
「一人でも大変」と常々思っていて、それを主治医をしている子どもの保護者の方に伝えています。
それを4人とは、と思うのですが、
著者である堀内さんは、育ててくれたお母さんが、育てにくさを感じながらも、
長所に目を向けて、それをご本人に伝えていたことが、
少しずつ「自尊心」を培ってきたのだ、と思いました。
(この4人の子どもさん、決して症状が「軽度」ではない、と思います。)
また、旦那さんも時にこだわりが強い時があるとはいえ、
子育てでいっぱいいっぱいになった堀内さんを、言葉や態度で支えていたこと、
それも大きなパワーになっていたことなのだと思います。

発達障害の子育てというと、PECSなどの手法が先行しがちですが、
「彼らの困り感の原因は何か?」というところに着目して、
それはどれも彼らを苦しめていることで、周囲を困らせようと思っているわけではない、と考えること、
だからこそ、一緒に対策を考えたり、子ども達に選択させるように考えたり、
とてもとても根気のいることだと思いますが、
すでにこの本が書かれたときに長女さんが21歳、一番下の三男さんが13歳であり、
苦労したやりとりの意味合いの答えも出つつある年齢をむかえておられることも、
この本から受ける納得感もあるのかな、と思います。
副題は「4人のわが子が教えてくれたこと」とありますが、
子育てとは、親育てと言うものですが、
まさしくそれを感じさせる本でした。


ブックレビュー / - / -
【ブックレビュー】ハワイアン・マナ99の幸運習慣
評価:
朱実 カウラオヒ
実業之日本社
¥ 1,365
(2010-07-03)

JUGEMテーマ:読書
  久しぶりの更新です!
今回は、朱実カウラオヒさんの書かれた「ハワイアン・マナ 99の幸運習慣」という本です。
ちょうど先月中旬にハワイへ行ってきたところですが、
行っていた間より、帰ってきてからハワイに癒されていることに気がつき、
ネットでいろいろと調べていたら、この本にたどり着きました。

ハワイの空気の良さ、人の良さって、どこから来るのだろう…と思います。
そんな疑問を、日々の人への態度、自分への態度を少し見直すだけで、
マナあふれる人になりたいし、なれそうだし、なれる!と思えるような内容でした。

特に、自分で振り返ってできていないな、と、これは!と思えたのが、
持っているものを大事に扱うことだということ。
例えば、お金、財布、など、自分のところへ来てくれたものを大切にすることが、
回り回って自分を幸せにしてくれるのだ、ということは、
とてもしっくりくる考え方でした。

人とは、「情けは人のためならず」という言葉を実感することが多く、
実践するように心がけていますが、物にはちょっと冷たかったかもしれません。
特に、最近、手軽に手に入るわりに使用していないものであふれていたりして、
きっと物は悲しんでいただろうな…と思いました。

自分と縁のある人や物を、まずは今より少し大切にしてみること、
そこから初めて見ようと思います。

99もある幸運習慣ですが、どれもすぐにできそうなものばかり。
だからこそ、日々読み返してみて、チェックもしていこうと思いました。

朱実さん、素敵な本をありがとうございました!
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【ブックレビュー】悲しみがやさしくなるとき
 勤務先の移動にともない、小児がんの子どもたちとも関わるようになりました。
以前は、小児科医として、治療を行う主治医としてでしたが、
今は児童精神科医として、病気やその治療に伴う気持ちを支える立場へと変わりました。
自分という人間がそんなに変わるわけではないものの、
患者さん側からみると、以前の小児科医としての私をしらない中で仕事をしているため、
何を求められているのだろうと思いつつ、日々を過ごしています。

小児がんの子どもたちの病気が治癒する確率は80%程度となったと言われています。
80年代以降の数値ですが、それでも20%程度は治療に反応せず、亡くなります。
子どもを亡くした親たちの支援も、始めています。
でも、小児科医として求められるものと、児童精神科医として求められるものとの違いなど、
小さな壁にぶつかり続けています。
そんな最中に出会った本です。

著者は、自身が壊死性腸炎で娘さんを亡くし、その2年後に息子さんを出産された経験を持つ女性ジャーナリスト。

この本の中では子どもを亡くしたエピソードをもつ、リンカーン大統領、ケネディ大統領、ベンジョンソンなど著名な人たちの状況や談話とともに、病気だけでなく、事故、事件(殺人、交通事故など)、さらには自殺とさまざまな理由で子どもを亡くした親たちの話が書かれています。
それは、単に悲嘆や後悔の気持ちだけでなく、その子どもの死をどのような方法で乗り越えようとしていたのか、についても書かれています。

この本を読んで改めて考えたことは、子どもを亡くした親がそこから前を向こうと思う方法は、
いろいろな方法があるということ。
さらには、そのような親たちによく言われることかもしれませんが、「子どもを亡くす前の状況に戻る」ということはないんだということ。

悲しみがなくなる訳ではなく、ともに生きる。
ただ、その深さや量が、薄くなったり濃くなったり、多くなったり、少なくなったりするだけ。
子どもを亡くす前の状況には戻れないわけで、そして悲しいと思うことはどれだけ時間がたってもよいことなのだと思い切ってみてはどうだろうと思います。

そう思いつつ、日常生活が送れていること、例えば仕事、家事(主婦ならばこれが仕事)などが
出来ていること、そのことで自分をエンパワーメントしてほしい。

私ができることは、そのお手伝いなのかもしれないと思っています。
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【ブックレビュー】夢をかなえるゾウ
夢をかなえるゾウ
夢をかなえるゾウ
水野敬也
JUGEMテーマ:読書

とある友人から随分前にお薦めしていただいた本を
やっとこさ読むことができました。
お薦めしていただく前から、なんとなく気になっていたのだけれど、
なぜか買うタイミングではないと思っていたのか、手が出ませんでしたが、
ちょっとお仕事も一段落したということもあり、購入したら一気読み(笑)。

書いてあることは、私にとってはほとんど知っていることだったのですが、
何が心に残ったか…というと、思っていても行動に移さなければ何も変わらないということ。
本を読んで、これはよさそうと思うし、数回はやってみるんだけれど、
後が続かない。そういうことの繰り返しが、日常だったりします。
でも、最近少しずつではあるものの、思ったことを実行するようになってきている。
まだまだ思ってから行動するまでには時間がかかることが多いのも事実だけれど。
でも、逆に「これがタイミング!?」と思ってしまうこともある。
自分は自分のタイミングで動いていくこと、そう思えるような行動を日々すること。
そんな行動を続けることで、きっと変わっていくこともあるんじゃないかな。

この本を読んで改めて思ったことは、自分だけでなく人のために行動すること、
それが私たちそれぞれに与えられた「役割」となるのではないかしら。

この役割というキーワードは、大河ドラマ「篤姫」のキーワードでもあります♪

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斎藤佑樹くんと日本人
評価:
中野 翠
文芸春秋
¥ 788
(2007-04)
昨日、知人と会うまでに30分ほど時間があったので、
ふらりと入った本屋さんで、思わず目にとまり、立ち読みしたら面白そうだったので、
久しぶりの衝動買いです。

実は、斎藤祐樹くんに注目しています。
昨年の春に、「八重山商工ナイン」に見せられ、10年以上ぶりくらいに高校野球のテレビ中継を見ました。
そして、夏も同じく「八重山商工ナイン」の素朴な試合が見たくて、
休日はチャンネルをNHKに合わせていました。
そんなときに、「この真夏の暑さの中、汗もかかずに涼しい顔で投げている男の子がいるな〜」、これが斎藤祐樹くんに最初に注目したポイントです。
(やっぱり、私もおばちゃん化しているのかしら??)
既に「ハンカチ王子」と呼ばれていたらしいのですが、そんなことには興味なく、
あの涼しげな表情は、どっからくるんだろう…と思っていたら、
それを余すことなく見せてくれたのが、早実&駒大苫小牧の決勝再試合の2試合です。
その後は、特集も組まれ、彼について知ることも多くなったのですが、
大学に入ってからの活躍を見ていると、「育ち」が気になります。
また、他の仲間との関係と、本当の姿とか、親との関係とか。

そんな中で出会ったこの本。
決して彼に直接インタビューをしたものでなく、著者の視点で、
昭和以降の文化やスポーツ界をからめた上での、斎藤祐樹くん像と、
それに興味を持ってしまった日本人という視点がなかなか面白かったです。

立ち読みして興味を持ったのは、早実高時代のキャッチャー(白川くん)との絡みです。
どんな大人に成長していくのでしょう。

高校野球というと、私は清原選手、桑田選手と同世代。
彼らがプロ入りした年は、予備校生でした。
その時に私たちになげかけた予備校の先生の言葉が印象的すぎて、
このふたりの選手は、なんとなくずーっと気にかかっていました。
今年、アメリカ野球界へ飛び込んだ桑田選手の勇気に思うことは多いです。

そして、それを見届けるかのごとく現れた斎藤祐樹くんのことを、
なんとなく注目していくのでしょうね。
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