子どもの心を中心に、からだの面にも目を向けるような診療を心がけています。
女性ならではの、お母さんの目線に近づけるようなお話しができればよいな…と思っています。
日々の診療で思うこと、日常生活の中で感じることなどをつづっています。
最近は、どちらかというと、
普段会えない友人達へのメッセージがわりとなっているようにも思います。
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【映画】聯合艦隊司令長官 山本五十六
 聯合艦隊司令長官 山本五十六(http://isoroku.jp/)を公開初日に見ました。
この映画を見た理由は、最も大きいのはでている俳優さんのファンだった、ということなのですが、
見終わってから、すぐに感想が書けなかったので、読み進めていた原作を読んでみました。

今年の終戦記念日のあたりから、日本は戦後の混乱時からの回復途上の経過は、
軽躁状態だったから出来たのだけど、地に足がついていなかったから、
バブル崩壊後の混迷状態に陥っているんじゃないかな、と考えるようになりました。

また、戦中、戦後のトラウマがPTSDとして(その当時に概念がなかったでしょうが)の反応は、
出た人はいたのか、出なかった人、出ても治まった人は、何故そうなったのか、も
気になって、ネットで検索したことがあります。

その際、愛知県の豊川という場所で起こった大きな軍事工場を狙った爆撃についてのブログを
発見し、その中で明らかにトラウマ症状と思われる記載を発見したこともありました。

ちょっとずれましたが、映画の感想です。
日本史選択でありながら、昭和史はほとんど表面的にしか知らず、
山本五十六さん、という方も名前は知っていたけれど、詳しい人物像は全く知りませんでした。

聯合艦隊司令長官という海軍の重要な立場でありながら、
日本と英米との違いをしっかりと見極め、なんとか戦争を回避したいと考えていた人が、
あの当時いた、ということ、しかし意見を述べても、日本の力を過信していた軍人さんたち、
情報をうまく操作してそれにだまされて、「戦争は海の向こうで起こるもの」と感じ、
開戦を望んだ一般の人たち。

政府の発表(原発事故に代表されるような)への不信感、
自分の保身しか考えていないように見えたり、揚げ足を取っているようにしかみえない議員達、
今の時代も、この開戦当時と何も変わっていないように思われました。

「自分の目、耳、心を大きく開いて世界を見る」
劇中で若い新聞記者真島に言って聞かせた言葉です。
また、途中でヒットラーが日本のことをさげすんだ言葉が翻訳されず、
日本語のみを読んで、ヒットラーを尊敬する若い軍人達に、
追求するなら、元までたどりなさい、と諭す場面がありました。

日本が敗戦した、という事実は変えられず、戦争を扱った映画を見るのは、
とても勇気がいるものではありますが、大きな震災が起こった年だからこそ、
見て、考えて、それぞれが日々生きてほしいと思いました。

年末年始は読書に励もうと思っています。

映画レビュー / - / -
【映画レビュー】のだめカンタービレ最終楽章前編
のだめ前編
JUGEMテーマ:のだめカンタービレ

さあ、楽しい音楽の時間デス。

私は、08年のお正月にやった「ヨーロッパ編」ではまり、
その後に再放送していた連ドラ、原作の漫画を読破し、
最終的には、のだめを連載しているKissという雑誌を購読していました。
最終巻である23巻が発売されましたが、雑誌で読んでいたため、
ラストをしっかりしった上での鑑賞です。

漫画のラストは、賛否両論あるようですが、私はかなり満足しています。
ああいう展開が、のだめと千秋の関係性を、学生だった未熟さから
大人への関係になったことのあらわれであり、原作はフィナーレを迎えてしまったけれど、
(番外編は続いていますけどね)
きっとのだめと千秋は、永遠のゴールデンペアとして、暮らしているんだろうな〜と思わせてくれます。

ということで、映画のお話。
漫画を読んでいるときから、これを樹里ちゃんと玉木くんがどんな風に演じてくれるんだろうと、
わくわくしていました。
そのわくわくを、本当に満足させてくれる作品です。

樹里ちゃんは、のだめという振り幅の広い役をきっちりと演じています。
コメディーから、ラストの苦しみとも焦りとも表現が難しいところまで。

一方の玉木くんは、指揮は本当にすばらしい。
ちょうどテレビでスペシャルを新録ありで放映していたので、比較しやすいのですが、
とても成長している千秋先輩の指揮、でした。
序曲1812年は、圧巻です。
おもわず、拍手をしかけちゃいました(笑)。
また、指揮があまりにもすごいので、それ以外のところがなかなか言われないかもしれませんが、
玉木くんの演技もすばらしい。
原作と比べると、表情などから千秋ののだめへの愛情はあふれているのですが、
それが本当に羨ましくなってしまうくらい。
それと、指揮シーンの表情も見物です。
ベト7の楽しんでいる表情、ボロボレロのなんともせつない表情、そして1812年では、
最初は緊張の顔から、オケへの信頼に変わると楽しげな表情へと。
あの指揮をしながらの演技ですから、本当にすばらしい。

CGやのだめ人形については、いろいろと意見があるようですが、
私は、変態の森については、あれくらいあって良いかな〜と思っています。
子ども達も喜びそうだし。
トルコ行進曲はなくてもよかったかも、とは思います。

この映画は、前編と後編であわせて1本だと思います。
そのため、前編だけだと、物語としてはちょっと中途半端な面もあるのかもしれません。
前半は爆笑しちゃうコメディー要素がたくさん。
何度か見ていると、他の観客さん達がわらってくれるとほっとします。
残り1/4から、一気にシリアスモードになりますが、
そこで「前編は壮大な後編への序章」なんだな〜ということに気がつきます。

だからだから、後編は楽しみなのデス!
後編の予告をみただけで、生殺し〜っていう感じです。
4月までは長いなあ〜。

それまで、前編を何度見るか、わからないけど、
何度も見ると、よりよさが伝わり、「あれ」というところが納得できる映画です。

ぜひぜひ、みなさん、年末年始のお休みだけでなく、
それ以降も、のだめを見に、映画館へお出かけください。

絶対に損はしないと思いますよ!!
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【映画レビュー】南極料理人
JUGEMテーマ:邦画
 堺雅人さん主演の「南極料理人」を見てきました。
すでに、原作となったエッセイを読み、サントラを買い、関連した本を購入し、と
下準備は完璧です。(笑)

究極の単身赴任。
生物はおろか、ウイルスさえ存在しないという南極ドームふじ基地に
大人の男性8人が共同生活を送っている様子が、
「料理」をキーワードに描かれる、なんとも不思議な映画。
特に大きなビッグイベントがあるわけではなく、淡々とした日常。
でも、それはふだん私たちが経験している日常とはかけ離れている
平均気温マイナス54度の世界。
さらに、数ヶ月は太陽さえ昇らない真っ暗な中で、専門職の方々が
家族のようになっていく様子がほほえましい。
もちろん、病気と言ってサボる人がいたり、それに怒る人がいたり、
遠く離れた恋人に振られちゃう人がいたり、と
1年というのは決して短くはないので、それなりのエピソードはある。
でも、それが映画の中で解決していくのか、というとそうではない。
ただ、そんなもんだよな〜、日常、と
妙に納得しちゃうのも不思議な映画の力…かな。

料理に関しては、フードコーディネーターの飯島奈美さんが関わり、
空腹で見ちゃいけない映画です。
でも、食直後に見るのも、あまりおすすめできないかな。
というくらい、おいしそうな料理がたくさんたくさん出てきます。

主役の堺さんは、男性なのに、その疑似家族の中では、お母さん的存在なのですが、
それもすんなり納得できちゃうのがおもしろい。

結構、笑える場面が多く、娯楽的映画です。
でも、それだけでなく、専門的な仕事と家族との間に流れる
なんとも複雑な思いを感じると、ほろっとくる場面もあり。

真夏の映画館で、ちょっと涼しさを求めるには、良い映画だと思います!
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【映画レビュー】MW-ムウ-
 さてさて、2作連続で公開された玉木くん主演の映画の2本目です。
「真夏のオリオン」の倉本艦長とは、真逆の殺人モンスター結城役です。

これは、知る人ぞ知る、手塚治虫さん原作の1976年に「ビッグコミック」で連載されたものです。
すでに、公開から33年が経ちますが、その当時に同性愛だの、テロを思わせる神経ガスなどを扱って、その時にはあくまで空想の話であったはずなのに、どちらも現実のこととなったことが、恐ろしい。

あるレビューサイトを見ていたら、「今さら神経ガスなんて、目新しくもない…」という文章を見ましたが、そういう時代となってしまったことを、手塚さんはどう思っているのだろう、と考えてしまいました。

実は、この映画、今日までに3回見ました。
どうしても、すぐにレビューが書けなかった。

なぜか。

こういう原作ありきのものを、原作と比べてあーだこーだ言うのもどうかと思うけれど。
さらに、私は初めて映画を見て、あわてて原作を読みました。
当初、映画化が決まったときに、読もうかな〜と思っていましたが、過激な描写にどきどきして、購入をためらってしまっていたのでした。

映画を見て、玉木くん演じる結城は、本当に怖い。そして、救いがない。
ラストシーンがそれをより感じさせて、ぞーっとした。
やはり、映画を見るということは娯楽の範疇なので、どこかに救いを求めてしまう、自分に改めて気づかされた。

その後、2回見て、やっはりストーリーは残念ながら難あり。
まずは前半のカーチェースシーンへ至るシーン→長すぎ。
監督とプロディーサーさんが、制作秘話を話すイベントがあったそうですが、
アクションムービーとしようとした、という言葉が、この作品の趣向を変えてしまったように思う。
アクションはあって良いと思う、けれど、やはり中心は、賀来と結城との関係性だと思う。

賀来は、理性が働くと引き込まれてはダメだと思いつつ、結局は体と心が引きつけられてしまい、
そしてそんな自分に強く葛藤する姿が印象的。
そういう意味では、山田君はがんばっていたと思う。この脚本では賀来は存在が弱すぎ。

そして、結城。「モンスター」らしさを十分に演じられていたと思う。
ただ、もう少し賀来との関係性から、人間らしさのないところを演じられたのではないかとも思う。

石田さんのキャラとか、ものすごく中途半端。
前半に使ってしまった、お金と時間を、後半に貯めておいてくれれば、
秀逸な作品にできあがったと思うために、ものすごく残念。

玉木くんファンとして、一言いわせてもらえれば、結城役を演じられたことは、
今後の幅を広げるために、大切な一歩だと思う。
ただ、痩せるのならば、専門家について痩せていくのも、役者というプロ意識には必要ではないかとも思った。

体は実にひきしまっていたけれど、やはり顔は貧相だからね。
まあ、結城の場合は、毒ガスに侵されているので、貧相でも問題ないともいえるのだが…。

鹿男の小川先生、オリオンの倉本艦長、そしてこの結城と、体を絞るという意味では、
立て続けの役で、でもそれぞれが外見から得られる印象を変えられたことは、
俳優として、よくがんばったな、と思います。
ただ、医学的には、もう栄養的にも、運動的にも専門家に相談する必要はあるのではないかと、
その後の回復の悪さから、心配してしまう←これって、親心かしら(笑)。

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【映画レビュー】ディア・ドクター
 久しぶりの更新です。

最近、ちょこちょこと映画を見ています。良い気分転換となりそうな映画を探して。。。

ということで、「ディア・ドクター」。

すでに、前宣伝の中で、鶴瓶さん演じる医者が、偽医者だ、ということはわかっています。
そこで、何が語られるのだろう…と思いつつの鑑賞でした。

宣伝の中では、鶴瓶さん以外には、研修医役の瑛太さんと看護師役の余さんが、
出演することくらいしか知らなかったので、それ以外の人たちの役割が新鮮でした。
あ、あと、病気を隠したい老女役に、八千草薫さんがいました!

自分が医師ということもあり、どうしても医師目線が捨てづらいのですが、
その中でも、自分とやや近い立場となっている、老女の娘さん(=女医さん)の言葉が、
ぐっときそうで、でもちょっと違うから冷静に見られたりして(笑)。

ただ、過疎地の医師が不足しているという、すでに言われ尽くした問題への答えは
出るわけではないのですが、考えさせられることは多くありました。

病院という枠の外の方が、「医師」というと特別視されてしまいがちです。
そうすると、いやいや自分は医師の前に一人の人間なんだ〜と、叫びたくなります。

でも、今回の偽医者さんのように、(たぶん)最初のきっかけはお金だったり、羨望だったりしたのかもしれないけれど、
やっていくうちに、その仕事の恐ろしさを実感していき、だからこそものすごい勉強をされていたに違いない。そんな様子が、映画のあちこちから感じさせました。

逆に、今の自分を振り返って、ここまで患者さんのことを思って、勉強しているか!と
つきつけられているような気がして、どうしたらよいのかとまどってしまった面もあります。

(一応、自分なりに勉強は日夜しているのですけどね〜)

医師である私の視点と、そうじゃないであろう他の職業の人の視点とは違うかもしれない。
だからこそ、様々な人の意見を聞いてみたい、そう思わせてくれた映画でした。

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